福岡に引っ越ししてきて4年。
モクコーポレーションに就職してもうすぐ2年を迎えます。
最初の部署は、「療養ナーシングデイ」で仕事内容にだいぶ慣れてきた頃に訪問看護の兼務になり現在は、訪問看護メインに日々奮闘している井上です。
先日、エンドオブライフケアの研修に参加してきました。
そこで学んだ事を一部ご紹介します。
コミュニケーションを行う基本姿勢として印象深かったことが、
「苦しんでいる人は、自分の苦しみをわかってくれる人がいると嬉しい」というフレーズ。
わかってくれる人になるためには、どのような私であればなれるかを意識して頭がパンパンになるまでロールプレイしました。
結果・・・現場でできるかどうか不安になりましたが、その講師の先生が教えてくれました。
「誰かの支えになろうとする人こそ一番支えを必要としています」という言葉でした。
去年1月から訪問看護つばさに部署が変わり毎日ハラハラドキドキで、患者さんのケアを通してどうしてよいかわからなくなった時や心が折れそうになった時に、所長を始めつばさのスタッフは、現場で困った話を聞いてくれ、心が穏やかになれるよう配慮してくれます。
「あっ、そうだ。これが私の支えになっていたのだ」と気づきました。
訪問看護は一人で現場に向かうことが多く自分で判断しないといけない場面に遭遇します。
「失敗したらどうしよう」「急変したらどう対処したらいいの?」「知らない家に行くのに緊張する」等々、不安や心配事はつきません。
そんな不安は確かにありますが、支えになる職場の人間関係でこれは解決するのだと最近思います。
人には、解決できる問題と、解決困難な問題があると聞きました。どのような自分であったら解決していけるのか、日々考え患者さんが在宅で穏やかに過ごすために最善を尽くせる自分を目指して、心強い大切な仲間と日々成長出来たらよいなぁ~と心ひそかに思っております。
笑顔が絶えない職場の雰囲気に日々癒されております。感謝しています。
私も所長やスタッフの支えになれるように、これからも頑張ろうと思います。
また、このテーマの「無所住心(むしょじゅうしん)」は、日々意識して心がけている一つです。
無所住心という言葉から目の前のことにとらわれず(あるがままに受け止め)ハラハラドキドキした気持ちを平静にすることで、好むものも好まないものもすべてに注意を払い、まず行動してその結果からまた考え行動したいと思えるようになってきています。
プライベートでは4年前から、主人の叔母(認知症)2人を介護しています。姉妹共に支えあってお互いを必要としていた生活を見て、そこを支えたいと思い現在に至りました。
無所住心を意識していたからこそ行動できたことかもしれないと、今頃気づいた私でした。何を食べたか、今日が何日かを忘れても姉妹の顔と私達夫婦の顔は忘れてない日々が送れています。
ご紹介します。
仲良し姉妹、認知症ケアの私の先生方です。(^^)
訪問看護ステーションつばさ 井上 有子
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