訪問看護ステーションつばさ~リハビリ~

 こんにちは。訪問看護ステーションつばさとデイサービス銀の庵「梅満」に所属しております、作業療法士の衛藤です。

 

 リハビリと聞くと皆様運動を連想することが多いと思うのですが、私たちは日常の生活の中でその方が必要な(やりたい)動作(例えば着替えたり、食事をしたり、化粧をしたり、趣味活動をおこなったり、等)をサポートしていくことも大切な役割の一つです。

 

 私が訪問リハビリで関わらせて頂いているある女性、その方は右片麻痺を患ってから数年非利き手である左手でスプーンとフォークを使い食事をご自身で摂っていらっしゃいました。ある日「やっぱご飯はお箸で食べたいわよね。そっちの方が美味しい気がするの。」と・・・。

 本人様と意思確認しさっそくお箸の練習スタート!しかしいきなり普通の箸では難しいですよね。こんな時役に立つのが自助具と呼ばれる便利グッズの出番です。使いやすい道具に変えるだけで、難しかった動きもスムーズにできるようになることがあります。そして段階づけて練習し、徐々にその方の望むやり方に近づけていきます。

 数か月後、お箸で食事をした時「美味しい!」と笑顔でかみしめながらおっしゃっていたのがとても印象的でした。

 

 このように、食事動作だけではなく様々な動作において少し道具や環境を変えることでグッと楽にできるようになることがたくさんあります。利用者様とその御家族と、したいことを色々とお話しし一緒に練習していく過程、そして小さな変化を一緒に喜べることが、私にとってこの仕事を続ける楽しみの一つです。

 

 

訪問看護ステーションつばさ 作業療法士 衛藤香緒里

 

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コメント: 1
  • #1

    無名 (火曜日, 29 1月 2019 20:04)

    作業療法師さんのお仕事が分かりやすく書かれてましたから、病気になっても、このように熱心に関わっていただけたら安心だし、心強いし、嬉しいだろうなと思います。