梅の花があちこちで開花するのを訪問先でも近所でも見かける季節となりました。
ブログでもアップされていますがきれいですね。
ふと、周りを意識していると身近で介護をしている方を、当たり前に見かけるようになってきました。
身近で介護保険を申請したことや、親が、親戚が、近所の方が入院したと…よく耳にするように感じるのです。
このブログを読んでいる方も身近に感じて、そうそう・・・共感してくれている方もいるのではないでしょうか?
我が国が、これまで例にない高齢化社会に突入していることを実感させられ、それぞれが、それぞれの立ち場で避けられない介護の場面が身近になってきていると思うのです。
そこで、今回私がご紹介したいと思ったのは、一冊の本です。
誰もが介護に携わる場面でケアのあるべき姿のヒントというか、参考になればと思う本です。
介護をする人でもしない人でも成長を助ける仕事に携わる人であれば、だれでも読む価値がある本だと思っています。
ケアすることへの本質と心構え、そしてケアを実行に移す際の注意点などが丁寧に書かれてあります。
その本は、 「ケアの本質」~生きることの意味~ ミルトン・メイヤロフ著 です。
少し抜粋してご紹介します。
『一人の人格をケアすることは、最も深い意味で、その人が成長すること、自己実現することを助けることである。』
『私が言おうとするケアの意味を、もう一人の人格について幸福を祈ったり、好意を持ったり、慰めたり、支持したり、単に興味を持ったりすることと混同してはならない。さらにケアとは、それだけで切り離された感情でもなく、つかの間の関係でもなく、単にある人をケアしたいという事実でもないのである。相手が成長し、自己実現することを助けることとしてのケアは、一つの過程で成長するものなのである。』
勘違いしてはいけないんだというような意味に感じることもありそうだなぁ~と共感すら覚える内容です。
他にこの本の中に、ケアするための主な要素が8つあると説いて紹介されています。
興味ある方は、読んでみてください。
私にとってこの本は、〇〇年前の看護学生の頃に出合った本で、たまたま、図書室で見つけたのですが、看護師になるのに迷っていた自分を改めさせてくれる本でもありました。
看護の仕事に迷ったときに、節目節目で読み返すことがあり大切にしている本です。
人としてを自分自身で見つめなおせる本でもあるのかなと感じます。
でも、読むだけで本当に理解するには程遠い自分です・・・。まだまだです。(笑)
考えてばかりも息が詰まるので、息抜きに観光に出かけた画像を添付しました。
ひな祭りシーズンになりましたね。福岡県は所によってそれぞれに特徴あるひな人形があちこちに飾られているのですね。(他県から引っ越しして来た私にとってはとっても新鮮です)
ここは、どこでしょう‥‥ひな人形もお庭もきれいでした。
訪問看護ステーション つばさ 井上
コメントをお書きください