「銀の庵のマドンナ」復活!!~デイサービス銀の庵~

Ⅿ様とのご縁をいただいてから、9年目になろうとしています。

現在、要介護5、すべてにおいて介助を必要とされますが、愛嬌たっぷりでとんちのきいた人柄は、以前と変わりありません。

 

「銀の庵のマドンナ」~名付け親は、70歳の末期がんの男性利用者様~

「自分の母ちゃんの歳と同じぐらい、親不孝ばっかりしたけんなぁ」と言われながら、手を握りやさしく声を掛けて下さいました。スタッフとⅯ様のやりとりを聞き、吹き出すように笑われ、スタッフの関わりやケアの様子を観察し、感心されていました。

 

みんなから愛されるⅯ様が1月末より体調を崩され、デイをお休みされていました。「デイ利用再開は難しいかもしれない」と思い、Ⅿ様と共に過ごせないことに淋しさを感じ、自分の無力さを痛感させられる日々でした。

 

…なんと!うれしいことに、息子さまの愛情と主治医の先生や訪問看護、そしてケアマネージャーの手厚い支援により体調回復され、利用再開となりました。

 

本日で再開され、4日目となります。スタッフの心配をよそに食事は完食、入浴も無事に終えることができました。声掛けに対する返答も聞かれ、調子よく過ごされています。

 

「最後の時まで自宅で…」と覚悟されている息子様。

「十分すぎるほど大切にしてもらっている」馴染みのデイサービス銀の庵を利用したいと思って下さっています。

これからも、母親思いの息子さんを中心に、頼もしいケアマネージャーを応援団長として、できる限りの支援を続けていきます。

 

様々な困難を抱える方々にとって、「家族のように集える場所」であり続けたいと強く思っています。

 

デイサービス銀の庵管理者

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コメント: 2
  • #1

    御井ケアプランサービス 川津 (木曜日, 14 2月 2019 14:44)

    M様が非常に体調が悪いと聞き、一時は私も、「もうM様とはお会いできないかもしれない」と感じていました。
    でも、ご家族や主治医や看護師さんたちの必死の看護で、不死鳥のように復活されたM様。本当に良かったです!

    でも、今回は復活されましたが、90過ぎというご年齢。いつ、どうなってもおかしくはありません・・・。その時には、「最後まで在宅で」というご本人と長男さんのご希望を、ぜひ叶えていただきたいと思います。
    もしかしたらそれは、“デイサービスでお看取りをさせていただく”ということになるのかもしれません。でも、デイサービス銀の庵なら、きっとできると確信しています。だって、これだけの温かい介護ができているのですもの。そして、それができるだけの医療との連携を取ることが可能なのですから。
    がんばれ!M様!そして銀の庵!
    最後まで自分らしい生き方が貫けるよう、私も横から応援させていただきます。そして、銀の庵がご利用者様にとって、「いつも家族のように集える場所」であり続けることを、これからも願ってやみません。

  • #2

    御井町ケアプランサービス 担当ケアマネ (木曜日, 14 2月 2019 23:55)

    Mさんとの出会いは、10年ほど前の4月29日。新人の頃で、新規が二件とロングのショートステイの方が施設で誤嚥されるという事故があり、大変な1日だったと記憶してます。

    あの頃は認知症はあるもののまだ健脚、行方不明騒動で探し回った末に、すぐ近くの空き家の片隅に座り込んでおられるのを見つけた事もありました。
    紙パンツを使用されていてもパンツを下ろして用を足すことは覚えてあり、仕事から帰宅された息子さんが、ブルーシートを敷き詰めた部屋の彼方此方に放尿方便された後始末に、精神的に参られていた時期も。振り返るとあの頃が一番きつかったと。

    いつも深々と頭を下げて挨拶やお礼の言葉を述べられる反面、ウイットに富んだ返しで私達の笑いを誘うひょうきんさも持ちあわせたお人柄のM様も今では、要介護5の寝たきりに近い状況となられ、週1回から始まったデイサービスは今では週6日のご利用となりました。

    Mさんの愛されキャラ、食べることへの執着、息子さんの人間力、デイサービス銀の庵の温かさの総合力により、住み慣れたご自宅での生活が継続できているのだと思います。そして、今回初めての2週間の在宅治療となりましたが、主治医の先生と訪問看護の方々医療のお力でデイに復帰していただく事が出来ました。

    医療と介護がタッグを組むことで、ご利用者様、ご家族が、ご自宅で、ごく普通にご自分達の生活が送れるんだと改めて感じました。
    「満足な人生だった」「いい介護が出来た」と言っていただけるようご支援していきたいと思います。今後共、宜しくお願い致します。