今日は死ぬのに一番いい日

今日は死ぬのに一番いい日

 

ご利用者さんの訃報を受け、朝から車でおうちに向かいました。

見上げると見事な秋晴れの空でした。

本人の意思と、家族の協力、そして専門職の方々の心のこもったケアで、とてもいい最期だったと思います。

わたしはまだまだお役に立てませんでした。

なので、空を見ながら思い出した「今日は死ぬのに一番いい日」の詩を贈りたいと思います。

 

「今日は死ぬのに一番いい日」(アメリカインディアンのことわざより)

 

「今日は死ぬのにとてもいい日だ」

 

生きているものすべてが、

わたしと調和している

すべての声が、

わたしと歌をうたっている

すべての美が、

わたしの目の中で休もうとして来る

すべての悪い考えは、

立ち去っていった

 

今日は死ぬのにとてもいい日だ

 

わたしの大地は、

わたしを穏やかに取り囲んでいる

畑には、

最後の鍬を入れてしまった

わたしの家は、

笑い声に満ちている

家に子供たちが帰ってきた

 

うん。今日は死ぬのにとてもいい日だ

 

(プエブロ・インディアンと生活するナンシー・ウッドの詩より引用)