死ぬまでにもう一度プールで泳ぎたい(92歳の切実な願い)

「私、若いころは筑後川の河童といわれるほど筑後川で泳いでいたんよ」この広大な筑後川を岸から岸まで力泳されていたとか・・・。

最近少しづつ物忘れが増え、意気消沈されていた。「家にいてもすることがないし・・最近このまま空しく人生を終わると思ったら、悲しくなってきたのよ」水泳が好きでBスイミングクラブにも通っていたというAさん(92才)若いころの思い出の中に筑後川で自由自在に泳いでいたことをホッと思い出し、「死ぬまでにもう一回泳ぎたい」と思いのたけを話された。

何とか希望をかなえたいと思うも何しろ92才。高血圧や不整脈などの疾患もあり、連れて行ってくれそうな身内もなし。

さてどうしたものか・・・。泳ぐのは無理としても何とか水の中に入れるようにできないものかと思案を巡らし、某病院のプールでのリハ入りを思い出した。

「泳ぐのは無理かもしれないけど、プールで歩くリハビリがあるよ」と提案。

「何十年ぶりかねえ。こんなことをいう年寄り、人が聞いたら気が違ったと思うよねえ」と嬉しそうに話される。「水着はすててしまった・・どうしよう」とまた心配が生まれる。「私が持ってるのを着てみる?」「いいとね」さっそく着用。スタイルもよくぴったり。92才水着での晴れ姿(画像は公開できません)

準備万端で、来週からプールに行きます。ワクワク ハッピー 笑顔。水着のお礼に私もとても幸せな気分をもらいました。