道路の際に落ちている、小さな花を見つけた。
それは、病葉(わくらば)を想わせる一輪の椿だった。
もう5月も半ば…今年もそろそろ見納めだろうな、と思う。
落ちた花は微生物に分解され、やがて土に還っていく…
きれいな花はもちろん好きだ。
でも、いつも思う。
この、病葉のような花がいとおしいと。
儚いのは、花も人も一緒か。
今、私はケアマネジャーとして、多くの看取りに関わらせて頂いている。
私も、人生最後の旅立ちの時はこの花のようにひっそりと、
そして、最後まで凛としていたいと…ふとそう願った。
御井町ケアプランサービス
管理者 川津敦子
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